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2017年10月19日
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突発ネタ。

2011年02月27日


これは…バイト中に思いついた突発な魔クロ妄想を小説にしたものです(笑)

我ながら、こんな妄想をよく文にできたもんだ…。




さて、同感してくれる人はいるでしょうか。

時はA.D.1000、ラヴォス撃破後の平和なトルース村での魔クロです。



小説のヒントは…PS版DS版のオープニングだゼ☆







 













いつもと変わりない、平和でいて退屈な日々が過ぎて行く A.D.1000 。

 

 


共に戦った仲間達は元気にしているだろうか?と頭の片隅で思いつつ…。


今日も今日とて、飽きず魔王がオレの家に会いにくる。

 

 

魔王は古代になかなか居座ろうとしない。戻っても、直ぐに現代へ舞い戻ってくる。


行方不明の姉さん、探さなくていいのだろうか…オレが不安になるばかりだ。

 

 

 


でも、正直この光景はもう習慣づいてしまった。

 

 

母さんにとっても、魔王は客と言うより…接し方がまるでオレの親戚じゃないかと思う程。

 

オレは…なんと言うか複雑だが、嬉しい事に変わりはない。

 

 

 

 

 

 

…でも…。

 

 

 

 

 

 

 


「……。」

 

 

 

 

 

 

 

なんか今日は…機嫌が悪い??

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


       不機嫌 なワケ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トルース村のオレの家に、今日も魔王が来て早々…の事だった。

 

 

 

大抵部屋にいる時は、いつも変わりなく、他愛無い会話を交わしているオレと魔王。

 

部屋のあちこちにいる猫に囲まれつつ、時に過去を振り返りながら…。

母さんが作るミルクティーを舌鼓する。

 

それが、オレの部屋でのいつもの光景だ。

 

 


”いつも”の…。

 

 

 

 

「……。」

 

 

「ま…魔王?」

 

 

 

 


今日はどうだろうか。

 

いつも通り、机にはミルクティーと、おまけにオレの好きな…母さん特製・林檎パイ。

 


オレは実に機嫌を良くしていた。

だが、魔王を部屋に招き入れた途端。

 

 


「……。」

 

 


いつもは解いているはずの眉間の皺を深めて、仏頂面のままドスッと胡座を掻く始末。

それきり、話しかけても何も喋らない。

 

どうも、オレとは正反対に機嫌が悪いらしい。

 


こんなに機嫌が悪いのは、マールと一緒にいたオレと、タイミング悪く会いに来た魔王が鉢合わせした日以来の事。

その後は、なんとか説得して機嫌を直してもらったが…その代償は大きい。

 


代償が何かって? …いっ、言わせるなよ!

 

 

 

「…なぁ、どうしたんだよ? 魔王って、林檎嫌いだったっけ?」

 

「……。」

 

 

 

魔王と正面に向かうように、オレはベッドに腰掛けた。

猫が一匹、オレの膝に乗ってくる。

 


でも、やはり無言だった。

しかも目も合わせてくれない。


そういや以前、一緒に林檎食ってた記憶あるな…林檎パイは関係ないか。

 

 

「まーおーうー…オレ、なんか気に障る事したのか?だったら謝…」

 

「違う。」

 

 

少しだけ、怒ったような口調で返された。

それ絶対違わないだろ…あぁ、不機嫌なのはオレのせいなのか…。

 

 

「よっと…。」

 

 

ベッドから立ち上がり、魔王の隣に移動するオレ。

とうとう腕を組んだまま、目伏せちゃってるし。

ミルクティーと林檎パイの甘い香りに包まれている部屋でも、あまりの静寂さに緊張さえ覚える。



遠慮しながら距離を縮めて座ると、魔王はようやくオレを見てくれた。


近くで顔を覗き込むと、怒っている…と言うよりはどことなくもの寂しそうだった。

 

 


「魔王…?」

 

「…すまん」

 

 

 

え?なんで謝るんだよ。

 

 

 

 

そう聞く前に、ぎゅうっと抱きしめられてしまった。

すっぽりとその広い胸の中に収まるオレ。

突然の事で、びっくりしながらも顔が火照る。

 

 

 

「ちょ…魔王…。」

 

「除け者のようで、気に食わなかったのだ。」

 

「へ??」

 

 

 

オレがいつ魔王を除け者にしたんだ、と高速瞬き(?)すると、魔王は窓際の棚に視線を向けた。



追って、オレも間から見てみる。

 

 



 

「…あ…。」


 

 

 


魔王が、なぜここまで不機嫌だったのか。


その理由が分かった気がした。






 


窓際の棚に置いてあったのは、ルッカが現像してくれた、仲間達の姿。


 

 

 



 

 



 


…全員写真だ。

 






 

 

 

 


もっとも、その写真に魔王の姿は無かった。


これじゃあ、全員とは言わないか…。

 




 

魔王は、それが気に入らず拗ねてたんだな。

オレもなんて気が回らないヤツなんだろう。

 

 


「わ、悪い…写真の事だったなんて…、オレ…。」

 

「いや、私こそ幼稚だった。考えてみれば、あのようなもの…」

 

「そりゃ、除け者みたいで寂しくて当然だよな。…直ぐに片付ける!」

 

「…おい、待て。」

 

 

オレも相当焦っていたのか、魔王の言葉を最後まで聞いていなかった。


写真立てを片付けようと立ち上がってみると、魔王にグッと腕を引かれて…。

 

 



目の前に床が見える。

 

 

 

「…うおぉっ!?」

 

「クロノ!?」

 

 

 


ゴンッ!!

 


 


我ながら、結構な快音がしたもんだ。

その音に、一斉にして猫が逃げ出すのもよく分かった。

 

快音の引き換えに、頭に激痛が走るけどな…。

 

 

「いっつー…!」

 


 

この痛みは、馬鹿なオレへの天罰に違いない。


 

 

「馬鹿者…!」

 


 

魔王までオレの事を馬鹿呼ばわり…まぁ、これも自業自得か…。

 

涙目で額を押さえていると、魔王が血相を変えて革手袋を脱ぎ捨てる。

次いで、額を押さえていたオレの手を退け、凄い勢いで鉢巻が奪い取られた。

 


涙でぼやけてはっきりと見えないが、魔王はオレよりも何十倍焦っていただろうか。


彼の右手が冷気を帯びて、すっとオレの額に当てられた。

心地よい冷たさが、額の激痛を抑えていく…。

 


でも、オレはもう穴があったら入りたいぐらいに…申し訳が立たない。

 

 


「ま、魔王…。」

 

「全くお前と言う奴は…、目が離せないな。」

 

「ごめん…なさい。」

 

 


ほんとだよ、オレ。

まだラヴォスと戦っていた時も、どれだけ魔王の足引っ張って来たんだ。

 

愛想つかれて殺されなかったのが奇跡だな…。

 


肩を落としてシュンとしていると、魔王はふっと笑みを零した。

いつもの、オレに向けてくれる優しい笑みだ。


 


「本当に…可愛い奴だ。」

 

「か、かわ…かわ…!?」

 

「ふ…。この一瞬一瞬さえずっとあれば、私は思い出など必要ない。故に、あのような紙切れもな。」

 

「…!」

 

 


またしても、思わずオレの顔が赤くなった。


ぶつけた額に不意打ちのキスをされると、余計赤みを帯びていく。



 

でも、その言葉は。


母さんの作る、甘いミルクティーのように、オレの心にじんと染み渡った。


 

 

 

 

 

 

 

…そうだな、オレ達に写真なんて必要ない。

 

 

 

思い出には、ならないから。

 

 

 

 

 

 


 


「…そういえば、折角のミルクティーが冷えちゃったな…。」

 

「クロノの母上が淹れる茶は、何時飲んでも美味だ。…その前に、やる事がある。」

 

「?」

 

 

 

 

 

 

 

 


その後、あの機嫌の悪かった日同様。






 

 

 

魔王を拗ねさせた代償に、


 

 

 

 

 

 

 

 

 


オレの唇が奪われるのだった…。

 

 

 

 

 

 


end

 

 

はい、強制終了です!(ぉぃ)
なんてくだらねーんだと思いながら、ほんと地味に可哀相だと思ったのはオレだけでしょうか。

仲間はずれされてるよ…あのオープニングの写真…都合のせいだろうけどさ。
くろすか。の魔王は拗ねるよ、これ。

そして代償が問題あり…(^p^;)

まぁ…魔クロには、写真なんていらないと開き直るのでした!

ちなみに、ミルクティーは自分の手元にあったのを使い、
林檎はこれつながりです。

オリジナル設定ですよ(苦笑)

 

そういえば、こんな言葉を思い出したオレ。


私は思い出にはならないさ。  by.英雄

…アンタは素直に思い出になって下さい。(ぉぃぉぃ)

読んでくれたかた、ありがとうございました!

 

 

 

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